膠原病内科

膠原病内科では全身性の自己免疫疾患である膠原病・リウマチ性疾患の診療を行っています。県内外からの紹介患者様を、大学病院の特長である高い専門性と最新の医療機器を駆使して、また臨床各科と密接に連携して、良い診療を提供できるように心がけています。

膠原病は全身に様々な症状が出現することや発生頻度が稀なことから診断・治療が難しいこともあります。しかしながら、正確に診断し、適切に治療を行うことにより、多くの患者様で症状・所見が改善し病態の安定が得られます。患者様と一緒に、「普通の日常生活」を目指しています。

また、膠原病は病気そのものや治療により易感染状態になることがありますが、当科は血液内科や感染免疫診療部と合同の診療科であることもあり、血液疾患の治療や免疫不全の患者様への支持療法の経験を活かした安全な診療を努めています。

感染免疫診療部

これまで人類が経験したことのない新しい感染症や、制圧されたと考えられていた感染症が再び人類の脅威となるなど、いわゆる新興・再興感染症が問題となっています。当科では、このような感染症に専門的に対応できるような体制をとっています。

中でも、日本で増加傾向が続くHIV 感染症及びエイズ診療に関しては、エイズ拠点病院として積極的に患者様の治療にあたっています。また、併設する血液内科や膠原病内科と連携し、免疫が低下している患者様の安全な治療をサポートしています。一方、インフェクションコントロールチームを組織し、院内感染制御のための活動や、院内で発生した感染症治療の支援なども行っています。