血液内科、輸血・細胞治療部は、熊本大学病院におけるCAR-T細胞療法導入に対して、

「令和４年度国立大学法人熊本大学医療活動表彰」を受賞しました。

キメラ抗原受容体（Chimeric antigen receptor: CAR）T細胞療法は患者さん自身の免疫細胞であるT細胞に、リンパ腫細胞への攻撃力を与えるキメラ抗原受容体遺伝子導入を行い、体内に戻す治療法です。

今まで治癒の困難であった再発・難治性の悪性リンパ腫（びまん性大細胞型B細胞リンパ腫）に保険承認され、再発・難治性の患者さんの約4割の患者さんが長期生存を期待できる効果があると報告されています。

CAR-T治療は、多くの診療科、多職種の協力が必須な治療法であるため、導入にあたり、病院内でのシステムの構築が重要です。

そのため、事前に輸血・細胞治療部、薬剤部、事務部、神経内科医師、ICU医師、西11階病棟・ICU看護師、倫理部門などの多くの部署に内容説明を行い、体制づくりを行いました。

表彰式は、11月29日(火)に学内にて行われました。

↑代表者　立津先生