世界最先端の研究で医学の発展に寄与

教授挨拶

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ご挨拶

prof-matsuoka-2 熊本大学医学部血液・膠原病・感染症内科教授の松岡です。我々の診療・教育・研究に関してご紹介致します。

 近年の医学・生物学の爆発的な発展は医療を大きく変貌させつつあります。分子標的薬の開発は、様々な疾患の治療戦略の転換を迫っており、特に腫瘍、膠原病、感染症に顕著です。このような時代に内科医は新たな知識を身に付け、最新の医学を実地医療に還元することが求められています。同時に自分自身で新たな医療・研究を切り拓く人材も求められています。我々は、このような時代の要請に応え、優れた臨床医を育成すると共に熊本から新たな医学を発信します。内科の専門性が進んでいますが、寧ろ全身を総合的に診ることができる内科医の必要性は益々、高まっています。血液、膠原病、感染症診療は、まさに総合力を必要とされる診療科であり、総合的に診療できる内科医となるができます。また、当内科は、長い歴史の上に築かれており、多くの優れた諸先輩が様々な分野で活躍しているので、自由に進路を選ぶことが可能です。

 当内科のルーツは大正9年(1920年)に開講された熊本医科大学第二内科です。小宮教授、河北教授、岸本教授、高月教授、満屋教授と血液、免疫、ウイルス学で輝かしい成果を上げ、優れた内科医を育成し、医療・医学に貢献してまいりました。私は1982年に熊本大学医学部を卒業して、高月先生が着任された第二内科に入局致しました。1977年に高月先生達が独立した疾患として提唱された成人T細胞白血病(ATL)は、1980年に米国でGallo博士らによって発見されたヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV)が原因であることが、1981年に日沼先生(元熊本大学医学部微生物学教授、その後、京都大学ウイルス研究所教授)によって明らかにされました。ATLはヒトにおいてレトロウイルスによって引き起こされることが初めて明らかになった疾患であり、医学に大きなインパクトを与えました。私が第二内科に入局したのは、現在、治療法のない病気を治せるようにしたいという思いからです。その後、血液学も大きく変貌し、血液悪性腫瘍も治癒の確率が高い疾患へと変わりつつあります。血液学、膠原病、感染症は共通する基盤を持っており、当内科では、最先端の経験、治療法だけでなく、基盤となる腫瘍学、血液学、免疫学、ウイルス学に関して、深い知識・経験を得ることができます。また、世界最先端の研究を行っており、医学の発展に寄与しております。

 当内科は日本でも最も古い歴史を有する血液内科であり、その歴史の中で血液学に最先端の免疫学、ウイルス学が融合した研究を展開してきました。我々の内科には、高月先生のATLの発見、満屋先生の抗エイズウイルス薬の開発という世界に誇る成果があります。高月先生は、朝日賞、紫綬褒章、ハマー賞などを受賞され、文化功労者となられております。満屋先生は慶応医学賞、紫綬褒章、朝日賞、読売国際賞、日本学士院賞を受賞されておられます。我々は、このような輝かしい歴史を大切にしつつ血液病学、膠原病学、感染症学の発展に尽力し、次世代の医療・研究人材を育成してまいります。また、常に患者サイドの視点を持った“赤ひげ”医師を育成してまいります。意欲ある若い医師の参加を待っています。

血液・膠原病・感染症内科 教授

松岡雅雄

 

お気軽にお問い合わせください TEL 096-373-5156 受付時間 9:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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